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アメリカ人はどうしてああなのか/テリー・イーグルトン(河出文庫)

 

アメリカ人はどうしてああなのか (河出文庫)

アメリカ人はどうしてああなのか (河出文庫)

 

 

原題:Across the pond

著者:Terry Eagleton

翻訳:大橋洋一、吉岡範武

書誌情報としてはこれくらいかしら。どこまで書けばいいか迷うー。

とりあえず整理のためのエントリなのであまり迷わない程度に。

本屋でふらっと見ていたら見つけた本。イーグルトンの本が読めるなんて素敵!と思って買ってしまった。漫画を買いに行ったんだけどね。この時に何か他の本買ったかな…買っていない。このあと、コーヒー飲みながら読んだけどあまり頭に入らず。帰って読んだ。けど、文化比較みたいな本で、文学理論よりはとっつきやすいよね。

 

タイトルのAcross the pondのpondとは実は大西洋のことらしくて。イギリス人がふざけてこういうんだって。へー。

アメリカとイギリスの英語の違いのところも面白かった。kidはもともと子羊?ヤギ?をいうための言葉なんだね。あとは、likeの流行りすぎ事情とか、それをおちょくった新聞記事のネタなんかも面白かった。

すごく皮肉屋のイーグルトンということがわかったけど、やや食傷気味になりますね。途中から、なんとなく文体も同じになってきて、もう飽きたよ、となってしまう。特に、比喩かなあ。ちょうど、◯◯のように、というのが何回もつくんだもん。あまりやりすぎは、よくないと思った。

とはいえ全体的に、よくできたエンターテイメントという感じ。生徒と分け合うにはちょっとレベルが高すぎるなあ。友達とも話せない。まあ、イーグルトンを読んだぞ、という自己満足のために。あと河出文庫好きだしね。

それにしてもこの邦題はなあ。もともと、単行本(ソフトカバー)で出されたときは「英米文化事情」みたいな抑えたタイトルだったのに、この10年余りでこんなに「ヒットしそうなタイトル」が変わってしまうとはね。なんだか今という時代を反映していて、なんだかなあと思う。タイトルからして、だってこれってなんかもう、ヘイトが混じっているじゃない。

原題のタイトルにはこんなところ微塵もないのに、(そりゃ内容は皮肉が多いけど)、イギリスの知識人の威を借りて?ヘイトを撒いているみたいでなんかなあ。このタイトルはいけないと思いますよ。

ただ、イーグルトン(て何回も書きたいだけかもしれない)の本が河出文庫というポップで知的な文庫に入ったのは嬉しい。すごいことだと思う。こういう本がどんどん出て欲しいし、またいい本が出たら書いたいな。でも、タイトルはもうちょっと紳士的なものにしてね。

 

アメリカ的、イギリス的 (河出ブックス)

アメリカ的、イギリス的 (河出ブックス)

 

 これだ。元の本。アメリカ的、イギリス的、でした。こんなタイトルがいいなあ。