新文学入門/大橋洋一(岩波セミナーブックス)

出版:1995年

文庫:今のところなし

買ったところ:五十嵐書店(高田馬場〜早稲田) 

新文学入門―T・イーグルトン『文学とは何か』を読む (岩波セミナーブックス)
 

 

これは、大学に入って最初に先輩に紹介された本、の一冊。「これから文学やる人は絶対に読んでいないとだめ」ってことで、全然知らなかったけどなんとか手に取ったのだよねえ。と言っても、1年生のときに紹介されて、なんとか読めたのは3年生か、もっと遅かったけど。

正直なところ何回読んでも「なんとかわかる」っていった程度で、例えば脱構築を説明しているところなんかは、「すごいあっさり説明しているけど、仏文界隈の人が言っているデリダの難しさとはなんか違う気がする…」という感じがあったり。

なんか、私が仏文で知っている「デリダ」とか「デリダ脱構築」と、この「脱構築」が合わないというか繋がらないんだよね。まあそれはいいんだけどさ。

 

この本で一番印象に残っているのは最終章だったかな、フェミニズムのところで、いかにも「男性器」っていう解剖図の写真が載っているのだけど、それが女性器だって明かされた時。「えっ…」ってなって、これが、「信じていたものが当たり前じゃなかった」っていう感覚なんだな、って思った。